【ブックレビュー】マンションは10年で買い替えなさい 人口減少時代の新・住宅すごろく (朝日新書

年末年始の大掃除で、

昨年レビューか来忘れた本が

いくつか出てきたので、

忘れずに買いておきます。

まずは、

アパートなどの

普通の不動産投資方法に否定的な、

この方の著書。

自宅向けの新築マンションの高いヤツを購入して、

10年ほどで売却の戦略を提唱してます。

この論点だけみると、

”なんか、バブルの時のハナシと同じじゃないの!?”

と思われる方も多いかと。

そう、この主張は、

インフレが起こるという前提での

キャピタルゲインと取る不動産での

一般的な投資方法。

米国、欧州、香港、東南アジアなどで、

普遍的に取られる手法だと思います。

むしろ一般的な不動産の投資方法?とも思える方法。

#ワタクシの海外の友人も、自宅を購入し、

 この方法を取って、含み益を得ているといいます。

日本だと、バブル崩壊の経験があるのか、

積極的には推奨できないような気もしてます。

こうの普遍的な手法を、少々癖のある著者が、

大見得切って推奨されるので、良いような、

胡散臭い感じが醸し出されます。

過去のデータを重点に見られているので、

その点で、

「ほら、過去のデータ通りじゃないか!」と

論破されてしまうので、好まないヒトも多いかと。

ワタクシ的には、

著者の論旨は尊重したいと思うのですが、

万人向けに、この手法を積極的に取れるのか?は

疑問を持ってます。

1.億ションを購入可能な、
  安定した収入が長期に見込めるヒトが少なくなった

  #解雇規制緩和なども取り出される状況では、
   「安定的なサラリーマン」みたいな状況が薄くなっている。

2.1の購入の見込めるヒトが少ないのであれば、  
  10年後も中古で購入したいと思えるヒトも少ないと思われ、
  付加価値のあるブッケン以外は、この戦略が取りにくい。

まぁ、上記を見越して、本の中で紹介されているブッケンは、

相当”お高い”のばかりです。

ただ、

不動産投資の考え方の基礎となる部分を理解するために、

ご一読するのは、オモシロいかと思います。

ジブンは、この戦略を今は取れないなぁ~。

キャピタルゲインを主体には

投資戦略は出来ないということを

紙の資産の経験から学んだので。

マンションは10年で買い替えなさい 人口減少時代の新・住宅すごろく (朝日新書)
沖有人
朝日新聞出版 (2012-12-13)
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