17号機購入物語 その6 ーROIを推し量るのは、業者としては基本ですー 

さて、17号機のハナシ、まだまだ続きます。

再建築の確認が終わってから、

”売買の契約どうするかなぁ?”

を考えてました。

入手しても、状況によっては、再建築の申請で一苦労しそうな感じ。

でも、購入する気持ちを伝えたからには、

”接道の件は脇にやって、とりあえず購入のハナシをすすめるか・・・”

ということで、

5号機の管理会社に電話。

両手な契約ということで売り主との話も付いているとのことで

”是非やらしてください!”と即答で、

打ち合わせを実施。

5号機の情報も持っている関係から、スグに契約関係が出来上がるかなぁ?

と期待して、2週間ほど経てから、

”グスタフさん、本件について、ご相談が・・・・”

との留守電あり。

またまた、対面の打ち合わせで、取締役まで同席の中、

「大変お話にくいですが、今回のご購入は控えていただいた方がよろしいかと思います」

とのこと。

彼らも、ワタクシと同じようなことをやってまして、

売主からの状況を確認後、

役所で同じことを聞いたらしい。

で、購入しても、接道の問題が解決されるわけでなく、

入り組んだ土地のブッケンであることを知ってから、上記のアドバイスになってしまう。

「弊社としては、本件のお取引に関わらせていただくことは、会社の方針としては難しい状況です。なので、契約業務的などで、御受けすることは無理です」

と断られてしまいました(涙

個人的には、”ええっーーーーー!?どうすんのよ??”と心の中で、大衝撃を受けるが、

「わかりました。御社としての方針に合わなければ、お願いできないでしょうし、無かったことにしてください」

と、冷静に返答。

で、業者を絡まして、購入は難しいとの判断になりました。

これが、数億のブッケンで、その土地が化ける可能性があれば、業者も、あの手、この手で、ヘルプもしてくれるでしょうが、たかがウン百万のゴミな戸建。

土地の権利関係が複雑で、重説への記載のために、調査調査のコストを考えると、両手貰っても、やりたくないのが本音でしょう。

業者も請け負った仕事に対して、事前にROIを測るのは当然で、特に不動産は

”権利関係”が鬼門なところ。ここでハマると泥沼だしねぇー・・・・

他の業者への依頼も考えたのですが、区分メインな業者ばかり。

この手の事案が得意ではないなぁ~ということで、その案も却下。

で、本件は、必殺の”個人売買”って、いう算段でいくかと、決心。

そういえば、3号機の戸建は競売落札ブッケンだし、戸建は業者経由で購入したことないよなぁーと、感慨深く思いました・・・・・

(まだまだ続く)