印象の残る話として、吉祥寺とか武蔵小山の変遷ぶりは、実感としてあります。
所用で吉祥寺の街中を歩いても、ジブンでも「買いたいものはない」と思いまして、かなりムズカシくなっているなぁーと思います。
武蔵小山、西小山も、タワマンが多くなって、商店街のショボさを、更に浮き彫りにしております。
この本を読んでいて思ったのは、「首都圏の各地域も、地方の都市と変わらない問題に直面しており、そのために危機感のある地域では、独自に模索している」ってことでしょうか。
吉祥寺の武蔵野市などは、家族連れが多いですが、一方では驚くほど、老齢者が多いです。地方都市のように、老齢者だけが取り残される状況ではないですが、老齢者と若年層の数の場rンスが悪くなれば、いづれ地方都市と同じ運命が待ち受けているかと。
ただ、地方の”村おこし協力隊”とかの人たちと、アウトドア関係で知り合いになりますが、どこも中々上手くいってないです。色々と模索している段階でしょうが、成功した例は特に聞いてません。まぁ、理由はストレートに言うと、ビジネスに結びつかないというか・・・
コミュニティでの盛り上がり系で、どこもやってますが、問題も多く:
- ビジネスとして発奮せず、実入りが少なく結局知りつぼみ
- やる気のある人と興味本位の人とのコミュニティ内の対立
- 行政との連携で、密接すぎても駄目で、離れすぎても駄目で、中間が分からない
なんて問題が浮き彫りになっているような。
特に1の問題は、結構深刻かと。
昔、ロバートキヨサキの動画で、フラー博士の取り巻きの人々の笑い話を思い出します・・・
ロバートが、
”フラー博士が亡くなった後に、情熱を持った有志がグループを立ち上げて、フラー博士の考えを広めたいと活動していた。
でも、結局立ち行かなくなって、相談しにきたので、色々とアドバイスしてやったんだが、彼等の最大の問題は、ビジネスやファイナンスに全く理解を示さず、良いものは自然と広まる、という考えに固執していたんだ。
資金はどうすんだ?マーケティングはどうすんだ?マネージメントは?売上、利益は?と問いかけても、彼等は、「そういうことは関係ないんだ」と主張すんのさ。
社会起業もビジネスなんだから、ファイナンシャルインテリジェンスが必要なんだが、そんなことに興味はなく「どうしたらいいかなぁ?」と皆でずーっと話し込んでいたよ(笑
フラー博士の最後の本は、グランチの本なのに、彼等は読んで理解してなかったのか?不思議でならないんだよ。
結局、フラー博士の考えを広めることは出来ずに、組織は仲たがいに分裂してしまったよ。”
なんて笑い話をしてました。
本の中に紹介されている活動には、ビジネス経験者、大家さんなどが入り込んでいて、地方と違うスタイルで展開されているようです。これは、今までの地方とは若干異なるかな?とは思います。社会起業のカテゴリーでしょうが、これが永続的に成功できるのか?は、今後注目したいと思ってます。
#偶には、まじめな話してますね・・・