【ブックレビュー】水と人類の1万年史


ちょっと変わった歴史学者の

ブライアン・フェイガンの最近の著作。

今回のテーマは、「水」の歴史。

全世界の色々な文化、都市での「水」にまつわる

歴史を書き連ねているカンジ。

今回の出張中、飛行機の行き帰りで読んでました。

#なんせ、470ページもあるんで、結構大変です。

都市や文化が勃興するメカニズムよりも、

衰退の経緯やタイミングなどの方が

重要なんだけど、なかなか良書はないんです。

ブライアンの歴史書は、どういう部分が書かれていて、面白い。

先日、不動産関係のメルマガで、

「土地勘なんて関係ない。そんなコトを言うのは素人」

みたいな発言があったけど、色々あるなー、って。

日本において、

ある地域が活性化する、衰退するという

プロセスを見ていくことは、

不動産にとって非常に重要。

実は、商売としては、これが根幹じゃないかと。

お手軽なメソッドで、

「客付けの立地が良い」のブッケンを

ハッケン+購入も、

その土地の将来の視点がないと、

投資にも、事業にもならないと思うけど。

その将来性を見極める土台になるのが、

「ジブンが良く知っているエリアの土地勘」

ってやつじゃないかな?

「先見性」をより強化するために、

近場の知っている地域で最初の4-5年に

内部的な状況(この場合は、BS/PL、建物、設備の状況)

や、

外部的な環境変化(ブッケン周辺の変化)

を見てからでも遅くないんですけどね。

ワタシのうるわしのブッケン達の周辺も

色々とチェックしていますが、

なかなかジブンの予想通りにはなっておらず、

コレはこれで、面白いと思っている。

#そんなファンダメンタルな部分が発達してないのに、

 借金して事業始めます!なんていうのは、

 ちょっと恐ろしいよな。。。

まぁ、色々な視点があるし、

短期的な状況での売り逃げもアリかな?

と思うので、なんとも言えないですけどね。

というワタシも、

そろそろ、新しい土地への進出を準備しないとね。。。

水と人類の1万年史
水と人類の1万年史

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ブライアン・フェイガン
河出書房新社
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